【ABテスト事例】ファーストビューのデザインを見やすく変更して申込率114%改善!
2021年3月12日

この事例は以前ご紹介した下記事例の続きになります。
【ABテスト事例】ヒートマップから気づきを得たファーストビュー改善事例!

インターネットで何か商品を購入したり、サービスに申し込みをする時、どのような情報に注目して決断しますか?

ユーザーの心理状態や購買行動のフェーズによって、「価格」「ユーザーレビュー」「特徴」「機能」など、注目する情報は変わってきます。
どの情報も見つけやすく、シンプルでわかりやすい内容が良いですよね。

今回はサービスの特徴(訴求内容)の見せ方を、『簡潔さとわかりやすさを意識したデザイン』に変更したことによる改善事例をご紹介致します。

目次

A/Bテスト改善を行った背景
└このサービスのメインターゲットは?前回のテスト結果から導き出された課題
 施策内容
 └サービスの内容をより明確に記載
 結果
 └申込率に大きく影響!
 考察
 └今回の施策でページ滞在時間が伸びた理由とは?
ご質問やお問い合わせに関して


A/Bテスト改善を行った背景

今回ご紹介するのは、とある保険のWEBサイトトップページの改善事例です。

業種:保険
サイトの形式:WEBサイト
KGI:申込完了ページ遷移
KPI:見積完了ページ遷移、各CTAボタンタップなど
検証期間:16日間

事前に下記の情報が分かっていました。
・メインターゲットの年齢層は中高年
前回施策にて、ファーストビュー周りに「選ばれる3つの理由」というテキストと枠を追加し、コンバージョン率が改善している
・前回の施策のデータから、ページ内の8つのCTAボタンのうちファーストビュー直下のCTAボタンが最もタップされていることがわかった

<課題>

メインターゲットの年齢層を踏まえると、サービス特徴のテキストフォントが小さく、読みにくい(読み飛ばされやすい)

<仮説>

KV下のサービス特徴を見やすくすることで、サービス理解が深まり、CVRが改善されるのではないか


施策内容

・サービス特徴のテキストフォントサイズを拡大し、縦並びに箇条書きする
・サービス特徴を枠で囲うのではなく、背景色を付けてセクションとして区切りを付ける


結果

テストパターン 勝ち

KGI 改善率114.85%有意差98%
KPI 改善率101.72%、有意差79%
メインCTAボタンタップ率 改善率99.11%、有意差34%
滞在時間10秒 改善率103.45%、有意差100%
ハンバーガーメニュータップ率 改善率105.21%、有意差93%


考察

KGIが大幅に改善され、いくつか特徴的なデータを計測することができました。

ファーストビューを変更したので、ファーストビュー直下にあるメインのCTAボタンのタップ率が上昇するかと思われましたが、実際は異なりました。
ページ滞在時間が伸び、ハンバーガーメニューのタップ率が105.21%上昇しました。

滞在時間が長くなっているのは、本施策によって興味喚起されたユーザーが、サービスの特徴の詳細を調べるためにページをしっかりと読み込んだからだと推察できます。
また、ハンバーガーメニューのタップ率が上昇していることから、今回のテストページの読み込みだけでなく、他ページに情報を探しにいくユーザーが増加したと考えられます。

課題に挙げていた通り、メインターゲットの年齢層が中高年ということを踏まえると、オリジナルのようなテキストではフォントが小さく読み飛ばされてしまう可能性があります。
それに加えて、年齢層が高くスマートフォンに慣れていないであろうユーザーからすると、保険のような細かい条件を探す、見つけるといった行動も一苦労です。

今回の施策のように「◯つの特徴」「選ばれる◯つの理由」といったテキストと共に、サービスの特徴が簡潔且つ明確に記載されていたり、わかりやすく区切られて記載されていると、その続きが気になってしっかりと読み込むようになったり、その内容やワードに関連した情報を頑張って探しにいくモチベーションを与えることができると思われます。

最近、このようなデザインでサービス特徴を伝えているWEBサイトやLPが多く見られるようになってきておりますので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

今回の事例紹介はここまでとなります。
次に実施した施策ではサービスの特徴(訴求内容)をブラッシュアップし、さらにコンバージョン率が改善しました。

次回施策はこちら


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