【ABテスト事例】CVを促すにはタイミングも超重要!ユーザーの心理と行動を予測し改善率147.95%に成功
2021年4月23日

今回ご紹介するのはCTAボタンのクリック率改善事例です。

CTAボタンのクリック等、ユーザーにアクションを行ってほしい時、どんな部分を改善しますか?

  • ボタンの文言を変更する
  • 分かりやすいデザインに変更する

等、いくつか改善ポイントはあると思います。

上記のポイントを見直すこともとても重要ですが、他にも大切なことがあります。
それは、アクションを促すタイミングです。
ユーザーのモチベーションが高まっているタイミングでアクションを促すことで、その後のCVに繋がりやすくなります。

今回は、ユーザーの心理と行動を予測し、適切なタイミングでCTAボタンを表示したことでCVRが改善した事例についてお伝えいたします。

目次

A/Bテスト改善を行った背景
└同規模の競合サイトが多数存在。ユーザーは他サイトでも情報を集めていると推測
 施策内容
 └ユーザーのモチベーションが高まっているであろうタイミングでCTAボタンを表示
 結果
 └CTAボタンクリック・その後の問合せ完了共に改善!
 考察
 └お気に入り機能で物件の比較がしやすくなったこともCV意欲を高める要因に
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A/Bテスト改善を行った背景

業種:不動産 賃貸
サイトの形式:(賃貸詳細ページ)
KGI:問い合わせ完了
KPI:CTAボタンクリック
テスト実施期間:14日間

同規模の競合サイトが複数あることから、ユーザーは他のサイトでも情報を見ている可能性が高いと推測しました。

<課題>

問合せフォームに繋がるCTAボタンのクリック率を増やしたい

<仮説>

物件画像を全て見たユーザーはモチベーションが高まっていると想定し、画像を見終わったタイミングでCTAボタンクリックを促せばCVRが改善するのではないか


施策内容

物件画像の最後の画像の次に1枚スライドを追加して、CTAボタンを追加


結果

テストパターン 勝ち

KGI 問合せ完了 147.95%改善有意差98%
KPI CTAボタンクリック率(全体) 119.56%改善有意差100%
 うち、追加したCTAボタンへのクリックは23.74%を占めていました。


考察

ゴール計測の結果、画像を見たユーザーのうち約70%が最後の画像まで見ていることがわかりました。
仮説通り、画像を全て見終わりモチベーションが上がっているだろうタイミングでCTAボタンを表示させたことで、CTAクリック率が上昇し、KGIの問合せ完了率も上昇しました。

また、お気に入り登録ボタンクリック率は110.24%に改善し、一覧ページ遷移104%、賃貸TOP119%、エリアTOP117%と、ページ回遊が増加傾向にありました。
お気に入り機能の利用率や他ページへの遷移率が高まっていることから、他物件と比較する・探すユーザーが増え、このサイト内でCVする意欲を高められたと考えられます。

今回のケースでは、画像を全て見たタイミングでボタンを追加したことがユーザーのニーズとマッチしていました。
サイトへ訪問してくるユーザーがどういった情報を持って訪問してきているのかも考えて訴求のタイミングを検討してみてください、
そうすると、CVR改善の可能性はもちろんのこと、別の検証ポイントも見えてくるかと思います。


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